あたしは驚いてコルクボードと小林さんを交互に見た。
「なななななな、なにこれ!!!このあたしすごいキモい!!恥ずかしい!!なんでこんなの飾ってるんですか!」
「なんでって、そりゃー…」
「ととととととりあえず!あたしは3人探しますからっ!!!」
小林さんの言葉を遮ってスタジオを飛び出した。
顔がみるみるうちに赤くなっていくのが自分でもわかる。
恥ずかしい!恥ずかしすぎる!
なにあの写真!あれじゃまるであたしどっかのアーティストじゃん…!!
頬をぺちぺち叩いて熱を冷ます。
どっかのアーティスト…。
呼吸を落ち着かせて、空を見上げる。
デビューしたら、どっかのアーティストじゃなくなるんだ。
当たり前のようにああいう写真が出回るようになるんだ。
ほんとに、あたしなんかに務まるのかな…。

