「黙れ、金パ。さっさと飯を食え」
いつもに増して冷たい…。
「なんだかんだ言ってご飯作っといてくれる紫御すきだよ」
「きもい。それ彼女にいわれたいっつの」
「いねーじゃん」
その言葉にお兄ちゃんがキッと翔君を睨んだ。
朝から元気ですこと。
なんだかんだ仲良いなあ。
「ごめん、て。俺もいねーし、おあいこってことで!いたーきまーす」
それをさらりとかわして朝ご飯に食らいついた。
それを見てあたしも朝ご飯を食べ始める。
「華音、今日事務所行くんじゃないのか?」
お兄ちゃんが箸を止める。
「うん、行くよ。なんとかしてあの4人説得してやるんだ!」

