LOVE SONG





幸いあたしたちはみんな同じクラス。
てか今思えばずっと同じクラス…!

席も1年ずっと変わらない。

くじで決めたんだけど
あたしたちの家の並び方と同じ!
前が敦で右隣が準、左隣がコウ。
もはや運命だよねー。
後ろは香織だし!



――――――――


「放課後きたあああああ!
っしゃあいくぞー!」


準がすごい叫び声をだす。
え、もしかして忘れてないよね?

「準、練習…」

「よくきけよ、華音!林さんが5周年記念にスタジオ無料でかしてくれるってさあ!」

準の瞳がとてもキラキラ光っている。
敦も普段はクールなのに珍しくニコニコしている。
コウはもう鞄も背負って行く気満々だ。


「でも、どうやって…?」

「は?携帯見ろよ~、林さんからメール届いてるぞ?」

あ、見てなかった。

「よっしゃあ、そうと決まれば行くぞ!ほら、華音も敦もコウも急げー」