“何だアイツ…” 自分も帰ろうと、亜恋が荷物をまとめ ていると、燐夏がやってきた。 「あっ、亜恋!憐夏知らない?」 「憐夏、さっき帰ったよ?」 「先帰ったんだ。そっか、ありがとう。」 「どうかした?」 「いや、今日、花以くんと帰るから 一緒に帰れないって言おうと思った んだけど…」