涙を拭いて。



家族全員がこうやって揃うのは久々。



「杯李はどうだ?全国大会入賞でき
そうか?」


「多分できると思う。この間自己新
でたし」


瀬崎家に陸上を持ち込んだのは蓮来

昔からの全国大会に行くという夢
を叶えられずその望みを子供に
たくした。その望みに応えてくれ
たのが憐夏だった。


幼稚園から蓮来との練習を続けて
小学校から毎年全国大会にでた。

小学校に入ってから、燐夏も始め、
杯李も小学校に入ってから始めた。


蓮来は嬉しくてしょうがなかった。
だから、怪我をしてやめた、憐夏
には最初裏切られた気分だった