涙を拭いて。



「ほら、授業に戻るぞ。」


「はいはい。」


憐夏は起き上がって、スリッパを
履いた。


そして歩きだそうとすると、急に
視界が歪み、ふらっと倒れた。


「おい!大丈夫か?」


座っていた太一が駆け寄り、太一の
声で気づいた泰吉。


すぐ立ち上がった、憐夏。


「本当に気分悪いのか?」


「立ちくらみがしただけ。」


そういって、保健室から出て行った。