涙を拭いて。



「誰が?」


「お前だよ!」


「私態度悪いですか?」


「鏡みてみろ。髪の毛、ピアス!
校則で禁止されているだろ?」


憐夏は目を閉じた。


「聞いてるか?」


「聞いてますよ。髪を黒くしろと
いうならお金ください。」


「はあ?!」


「うち、お金ないんで。」


「親に連絡いっても構わないのか?」


「はいはい。そのうち黒くします。」


「ったく、姉の方は、あんなに真面目
なのに…。」