突然、身体をクルっとかえられて向き合うようになる。
あたしの腰で永倉州の腕がクロスして、至近距離で永倉州を見上げると
真剣な表情で・・・・
「あおいが好きだ。俺の彼女になってください」
あたしは・・・言葉がでなくって・・・
「あおい、返事は?」 の、問いかけに
「はい・・・あたしも永倉州が好き・・・です」 と答えた。
「よくできました♪」
暫くお互い照れたように見詰め合って、そのまま永倉州のきれいな顔が近付く・・・
唇がふれちゃうーーーーーって時に。
バコッッ!!
バコッッ!!っと・・・
「いってぇーーーー」
「いったぁーーーい」
「こらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!あんたたち!!誰が廊下でイチャコケって言った??
こっちはあんたたちの色恋沙汰でお弁当お預けくらってんの!!
そういうのはあとでやってくんない??ほら、あおい、お弁当食べに行くよ?」
由貴はそう言うと、永倉州からあたしをぺりっと引き剥がして連行した。
「よかったね、あおい♪」
由貴がニッコニコの笑顔であたしに言った。
擬似カップルが・・・やっとホントのカップルになれました♪
おわり

