お昼休み。
由貴とお弁当を持って図書室に向かおうとした時、由貴があたしの腕をバシバシ叩き出した。
「あぁ!!!あおい!!廊下に康太先輩来てるよ!!!」
・・・だから・・・由貴、声が大きんだってば。
また教室内がざわめき出した。
「ちょっと、康太んとこ行って来るから、先に行ってて!」
由貴にそう言い残して、あたしは康太の元に行った。
「昨日はありがと・・どうしたの?」
「・・・風邪ひかなかった?」
「う、うん。なんとか、ほら、あたしバカだから・・・」
「うん、知ってるけど・・・昨日は尋常じゃないくらい濡れてたからさ。っつうか、昨日の返事・・・」
「あ・・・その事だけど・・ 「なぁ、あおい、俺とやりなお・・・
「!!!!!!!!!!」
康太の二度目の復縁告白を受けるかと思ったら、突然後ろからギュっと・・・
ちょっとだけ懐かしい香りの腕に抱きしめられた。

