「・・ごめんな。受験生だし、ちょっと真剣に勉強に集中したいんだ・・・だから・・・」






「・・ヤ・・・やだ!!別れたくないよ!!あたし、康太の勉強邪魔しないし・・・それに受験終わるまで会う回数減らすから!!絶対迷惑掛けないから!!別れるなんて言わないで・・・」





あたしはここが駅の改札だって事をすっかり忘れて大声で叫んでしまっていた。







家路を急ぐ学生や、社会人の人の視線が痛いほど突き刺さる。







・・でも、そんなことより、あたしにとっては別れるって事の方が辛くて・・・