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あの時、あたしは屋良くんに何を言おうとしていたんだろう。

場合によっては、きっと屋良くんを傷付けていたんだろう。

あんなに、あたしのことを大事にしてくれるのに。

あたしはどうして、器用に人を好きになれないんだろう。



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「なんかしんどいから、保健室に行くね」

昼過ぎ、ミサキにそう告げる。



「ちょっとー、大丈夫なのー?ほんと、集団行動が苦手なんだから」

心配してくれるミサキを背に、あたしは逃げるように保健室に向かった。





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残暑厳しい太陽の下で、あたしの心だけは冷えきって、固まっている気がした。

そんな、中学2年生の体育祭。。。



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