さすが、親友。

的を得てる。


小学校のクラスが一緒で、仲良くなったミサキは、あたしの性格も、考えることもお見通しみたい。



「団体とか、集団、って言葉が嫌いなあんたがよくバレーボールを続けてるよね」

いつまでたっても変わらないあたしに、呆れたように言う。



「ミサキが居るからだよ」

その声に、にっこりと微笑んだミサキ。



「体育祭、か……」

そういえば、と夏休み中に屋良くんと電話したことを思い出した。