空気を入れたビーチボールで遊んだり、砂で城を作ったりして遊んだ。
「ちょっと疲れたね、休まない?」
美緒ちゃんに言われて、あたし達は立ててくれたパラソルの下に座った。
「彩はね、入学した時からずっとヤヨのことが好きだったんだよね」
いきなりそう話し出すからあたしの方がびっくりした。
「だからね、陽菜ちゃんだっていい気はしないだろうけど、彩の気持ちもわかってあげてほしいな」
あたしは何も言えなくなった。
「……余計なこと言ってごめんね。気にしないで」
そう言って、ビーチにいるみんなから呼ばれて、美緒ちゃんはそっちに走っていった。
「陽菜ちゃんも行こっ?」
「……うん、ごめん。もうちょっと、休んでからにするね」
必死にそれだけを言う。
彩ちゃんの気持ち……
あたしはきっと、自分のことしか考えれてなかったんだと思う。
「……はぁ」
思わずついてしまった、ため息。

