図星なのか、違うのか、あたしにもわからなかった。

ただ、溢れてくる涙が全てを物語っている気がした。


昔からあたしは、泣くのが苦手だった。

悲しいとか、辛いとか、そういう感情はちゃんとある。

だけどそれが直接、涙に結びつくことはなかった。


思えば、あたしが泣くときはいつもシュン君が関係していたと思う。




そうだ。

シュン君はあたしに、色んなことを教えてくれた。




あたし達がまだ、中学2年生だったあの夏。

あの夏から、全てははじまった。





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