そうして迎えた大会当日。


「やばー。誰が何区を走るのか聞くの忘れてたあ」

いつも高いけど、興奮していたのかいつもより高いテンションでミサキが言う。


「あたしも……」

駅伝なんだから、観る場所によって走る選手が違うことをすっかり忘れて、屋良くんから日にちと時間と場所を聞いて満足しきっていた。



「仕方ない。結果が観れるゴール付近に居ようか」

ミサキの提案で、あたし達はゴール手前の50メートルほどの直接で選手を待つことにした。