”はぁ~”バイトに行く時間だ…。

亮さんと顔合わせるのが、恥ずかしい…。

優美が言うには、自分の気持ちを

伝えた方がいいって言うけど…。

私だって、本当は、スッキリしたい。

幼なじみの亜美という子…。

あんな近い距離に…。絶対あの子は、

亮さんの事が好き…”

そんな事をカオリは、考えながら、バイトに行く道のりを

歩いていた。

 「!!なに!?」

急に、道を遮られた。

亜美だった。

 「カオリさんでしたっけ?」

なんか、決闘でも、申し込む顔をしてる。

 「そう…だけど、亜美さんだよね。」

 「私、言っておきたい事があるの。」

亜美という存在を、知ってから、カオリ自身

なんかあるかも?という予感はしていた。

”やっぱり”と思った。

気が付くと、少し離れた所に、

男の人が二人いて、こちらの様子を

伺っている。

”なんか、やばい!”

頭の中では、逃げた方がいいと思っているのに、カオリには、

何故か…できない…。