イケメン王子と甘い恋愛

「うん…。あのね、中3のときにね、
学校の王子的存在の人と付き合ってたの。
すっごく楽しかった。
でもね、そのうちにその人のことが好きな人たちに
いじめられるようになって、そのことを
思い切って話してみたの。
そしたら、そのひと、急に笑だしてこういったの。
“バカじゃねぇの?面白かったから遊んでやっただけだよ。
本気にしてんじゃねぇよ!”って言われて、
それから誰とも付き合ってない。」

「そうだったんだ。だからあぁゆう人が苦手なんだ。」

「うん。」

「でも誰もがみんなそうゆう人とは限らないよ?」

「うん、わかってる。でも怖いんだ。」

「そっか。」

ーキーンコーンカーンコーンー
チャイムが鳴った。

「始業式行こ!遅れちゃう。」