灰色の恋



そして海吏、知らない人、桜井春がいた。

私は、桜井春だけを見た

怯えた目。

桜井春、気にくわない

いったい何をしに来たの?

「柚奈、さっきのは…その」

「さっきのは?何?」

海吏をみず桜井春だけを見る

海吏は、悪くない。

「柚奈ちゃん…あのね。私から海吏にしたの…その」