「お兄ちゃん…お兄ちゃんも皆も大好きだよ♪」
そういって珪奈は、今まで見たことが無いくらいのとびっきりの笑顔を見せて、静かに…目を閉じていった。
「けいなぁぁぁぁ〜!!!!!!」
俺の一粒の涙が、珪奈の頬に落ちた……
医者は、慌てて看護士などに指示をして電気ショックの用意をしていた。
「危ないので、後ろに下がって下さい。」
動けなかった俺を父さんが、後ろに引っ張ってくれた。
【ガン!!】
俺はそれを見て、本当に電気が流れているのか不安になった。
テレビとかでよく体が浮いたりしているけど、あれは絶対嘘だ。
実際に珪奈の体は全くといっていいほど動いていなかった。
何分か経ってから、医者は動きを止めて珪奈の脈をはかり始めた。
そして、時間を確認してから首を横に振った。
