「そっか…とっても心配したんだぞ?その…急に容態が悪化して。」
「うん。ちゃんとお兄ちゃん達の声私に届いていたよ?」
「珪奈…そんなに喋って体辛くないか?」
「うん。今すっごく気分が良いの。」
「あんま、無茶するなよ?辛くなったらすぐ言えよ…
お前は俺にとってたった一人の大事な妹なんだからな?」
その言葉を聴いて珪奈は、少し悲しそうな顔をしたようだった。
「お兄ちゃん……私にとってもお兄ちゃんは、たった一人の大切なお兄ちゃんだよ?
だから……ずっと笑っていてね?お兄ちゃんの笑顔、私大好きだから。」
「わかったよ…それで珪奈が喜ぶなら………」
この時の俺は、とりあえず珪奈に生きてほしい。
それだけしか考えていなかった。
だから、珪奈が言った言葉もあまり気にせず返事をしたりしていた。
