prrrr... 電話が鳴って、 助け船かのような素早さで 椿が受話器をとる。 「はい、浜崎です …は?母さん?」 え? ママ? 「飴ちゃん?いるけど…」 「椿、かわっ…」 「ん?ううん、2人じゃない」 「つば…」 「楓くんじゃないよ 飴ちゃんの彼氏」 ぶっっ!!! 冷静に見ていた礼くんが いきなり吹いた。