「…飴ちゃん?」 声がした方を振り返ると 「っつ…椿」 怪訝な顔で礼くんを睨む。 椿は背が高いので、礼くんにも 勝るとも劣らない厳つさ… 「誰、飴ちゃんに手出したら まぢ命ないと思えよ」 「あ?」 「ちょっ、やめなさい椿! この人は先輩の礼くん。 で…弟の椿よ」 椿が気まずそうな顔をした。