「………ッ」 お風呂場に入ったアタシは、 その場にしゃがみこんだ。 自分でも分かるくらいに 熱い体の温度。 アタシ…そんなに礼くんの匂いが ついてるの…?? 何故か少し嬉しく、 そして、恥ずかしかった。 まざまざと蘇ってくる、あの時。 礼くんとアタシが、キスをしていた時間。 …幸せ、だった。