「あの…さ…
急に困ると思うんだけど……
俺…えっと…
崎原さんのこと好き……なんだ…
友達からでいんで……よかったら…アドレス教えてくれないかな…?」



顔を真っ赤にしてうつむきながら言ってきてくれる、その人。


告白してくれるのは、正直いやじゃない…

むしろどんな相手からでも嬉しい。


特にこうやって直接伝えてくれるは、一生懸命さがびしびし伝わってきて、すごく嬉しい



だけど……




「ごめんなさい。
わたし…彼氏いるの……」


啓太以外の人は考えられない。



「気持ちはすごく嬉しいです。ありがとうございます。」



そうお礼を言って教室に戻った。