「ご、ごめんなさいっ…私…ドジでっ…」




下を向いて涙をのんだ。




「あ…あの…っ」




ギュ




「…っ…」




私の手が大きな手に握られた。




「泣かないでくれよ。夕空…。」



「な…泣いて…ないですっ…」




迷惑かけちゃダメだっ…



今日は楽しいお出かけなんだからっ…



ちょっと怖い目にあっただけじゃない。



笑わなきゃっ…