あの日の朱雀





「大地ぃ…っく…どう…してぇ…」




膝を抱えて、顔を埋めた。



私の生涯忘れられない人。



どうしてあんなにきっぱり…



なんでよ…




「…っ」




私は凍える身体を抱きしめ、叫んだ。








「たすけてぇっ!!!」















「いいよ。」