「星…? そうだね‥夜に此処へ来たのは一度しかないけれど、満天の星空が見られるよ。」 そう言って、リックはにっこりと笑った。 「満天の星空が…。 すごい、見てみたい。」 「いつか… 一緒に見よう。2人で…。」 そう言いながら、リックは私の手を握る。 突然のことに驚いたけれど、リックからの言葉が嬉しくて私はその手を握りかえした。 「うんっ。 絶対…。」 2人で顔を見合わせて笑い合う。 約束…っと。 *