一言も喋らないまま学校についた。 「じゃあ俺行くから。これからは助けねぇから安心しろ。またな。フッ」 最後にもう一度鼻で笑ってそそくさとあたしの前から消えた。 あたしは堪えていた涙を流した。 「ウゥ…………ヒクッ………」 あたしだって恐かった。今でも足の震えが止まらない。その場でしゃがみ込みあたしは静かに泣いた。