私にとってあなたは、今でもかけがえのない存在です。

あなたは今でもあたしを見守ってくれてますか?

あたしを愛してくれていますか?

あなたに会いたい会えないけど会いたい。



1 空の下

「さむーいっ・・・けど空キレ~」
「うんたしかにさむいっ・・・」
私の名前は、天川 乃香
「乃香は?乃香は彼氏作んないの?」
「う~ん今暇じゃないし・・・」
「そっか」
「うん」
南河 未央はあたしの大親友。
「あっやばいっ!バイト遅れる!バイバイっ!」

やばいやばい!!今日こそ遅れないって決めたのにぃ~
また説教とかはまぢでありえないっ!!
今日こそは!

ドンッ!!

ぎゃっ!

「ごめん大丈夫?」
「あっはい。こちらこそすいません!いそいでるんで!それじゃっ!」
「チャリのってく?」
「えっ?」
「そっちのほーが早いっしょ」
「でも・・・悪いし・・・」
「なにきーつかってんの?おわびだよ。おわび。」
「いや今のどー考えてもあたし悪いし・・・」
「こーやって話してる間にどんどん時間間に合わなくなってる」
「あああああ!!もーこんな時間・・・ちこくだ」
「まだきまってねーっしょっ!ほら乗れ乗れっ!」
「すいません。」
「何で敬語?俺らタメなのに・・・」
「えっ?」
「いやなんでもねー」
そして彼のおかげで遅刻せずに済んだ。

これがあたし達の出会い。