――― 「女王様、何やってるんですか?」 「ん?見て分からぬか? 林檎を栽培してるのだ。」 女王様は顔中泥だらけにしながら、小さな苗に、林檎の種を植えています。 「増やすんですか? 思い出の品だから?」 「何か問題か?なぁに。お前にも分けてやるから、安心おしよ。」 「別にそういう意味では…。 というか、せっかくの綺麗な顔が泥だらけですよ?」 鏡が訊ねると、女王様は満足そうに微笑み、こう答えました。 「働く女性は、美しいものなのよ。」