「白雪姫が森へ逃げたとなると、今どこにいるのか知らないといけないわね…。」


「森でのたれ死んだという考えは無いんですね。
さすが女王様。話をよく理解していらっしゃる。」


頭が良いのか悪いのか、よく分からなくなってしまった鏡は、とりあえず女王様の言い付け通り、白雪姫の居場所を教えることにしました。


「白雪姫は森の奥の、七人の小人の家に、匿ってもらっているようですね。」


「小人?子供が七人だけ?危なくない?」


キョトンとする女王様に、鏡は呆れつつ、優しく教えてあげます。


「いえいえ、小人と言っても子供じゃないですよ。
ドワーフ。ドワーフのことです。
森に住んでる子供がいて堪りますか。」


すると女王様は目を丸くしました。