水斗が氷華のほうを見ると、顔が真っ赤になっていた。 「…暑そうだな。またタオルやるか?」 「余計なお世話よ。…あんたこそトマトみたい。あまった氷くらいは分けてやるわよ」 「いらねぇよ…」 それから、一緒に笑い出した。