「零ー。行くわよ~」 「はーいっ。御馳走さんでした~」 私は手を合わせると、じゃあ行ってくるね、と二人に手を振った。 二人は曖昧に私を見送りながら、記憶を探っているようだ。 私はそんな二人にもう一度笑いかけて、かばんを手に家を出た。