「俺、あの時お前を信じてやれなかった。一番大事な親友を、いつも味方でいてくれたお前を、信じれなかったんだ」




“ごめん”と
深々と頭を下げる聡に俺は言った。




「ごめんとか言われても、困るんだけど」



「………」



「まぁ、また仲良くするっつんなら、許してやってもいいけど?」




俺の照れ隠し。




聡はバッと顔を上げ、照れた顔を隠す俺に、笑って“ありがとう”と言った。