一瞬で恐怖のどん底に落ちる。
「ぁ…っ…」
怖くて声が出せない。
「真っ直ぐ行け」
男があたしにナイフを突き付ける。
あたしは従うしか出来なかった。
真っ直ぐ行くと、路地を出た所に、黒いワゴン車が止まっていた。
「あれに乗れ」
恐怖で涙が出る。
足がすくんで動けない。
「早くしろっ」
「…ぃゃ…っ…」
「チッ」
男は車に向かって合図を出した。
すると数人の男が車から出てくる。
「お前可愛い子捕まえたじゃ~ん」
「大人しくしてれば大丈夫だよ~」
気持ち悪い…!!
このままじゃあたし、何されるかわかんない!
