君に触れたくて…





「いいじゃん、少しだけ!ね?」



「もー、離してっ!」



「まじ可愛い~」



「おい」




俺は彼女を引き寄せ、男を睨みつけた。



「お前なんだよ」



男が俺にガン飛ばしてくる。


しかし少しも怖くない。




「俺の女になにしてんの?」



「え…彼氏いたのかよ…」




男らはそそくさと帰って行った。




「…ありがと」



「家どこ」



「へ?」



「家」