「お母さん…夜ご飯いらない…」



「えっ?どうしたの?」



「何にもないからっ…」




家に帰り、部屋に閉じこもってた。



自分が嫌いだ。


優柔不断で人を傷つけて…



最初から素直になってれいば、ゆきを傷つけることはなかった。



自分も…




「…どうしたらいいんだろ」




きっと神様は、こんなあたしを許してくれないね。





翌日―




「おはよっ」




下駄箱でりっちゃんに会った。


りっちゃんには昨日の夜、電話で全て話した。


応援してくれたけど…



あたしはその応援に答えられそうもない。




「それで昨日さぁ」