君に触れたくて…






悩んでる…?
何を悩んでるんだろう…




「秋桜」



「なに?」



「高橋が好きなんだろ?」



「えっ?」




ゆきに、ストレートに聞かれて困った。




「やっぱなー」



「…ごめん」



「俺、別れねぇから」



「え?」




「何があっても、別れねぇ。だせぇかもしんねぇけど、俺には秋桜が必要なんだよ」



「ゆき…」



「そういうことだから」




私は、どうしたら…




理音は翌日、学校には来なかった。



その代わり男子生徒が話してるのを、少し聞いてしまった。




「理音のやつさー、警察にパクられたらしぃぜ」



「まじかよ?嘘だろ」



「いや、まじで!昨日の夜、パトに理音が乗ってるの、見たやつがいるんだとさ」




その噂は、瞬く間に学校中に広まり、大騒ぎになった。


よって、緊急全校集会…




「昨日の件ですが…」




校長が全校の前に立って話しをする。