ここは…どこ?

真っ暗で何にも…見えない…


その時…

「瑠璃」

アタシを呼ぶ希夢の声がした…

「希夢?」

後ろを振り返ると微笑んでいる希夢…がいた

「久し振り…だな」

少し悲しそうな顔をして言った…

アタシは泣きながら希夢のもとへ走り…思いっきり抱き付いた…

「会いたかったよぅ~希夢~」

「そんなに泣くなって」

そう言ってポンポンって頭を撫でてくれた…

「希夢!!これからはずっと一緒だね?」

希夢は一瞬悲しそうな顔をして…

「瑠璃?それは出来ない…」

「なんで?アタシは希夢とずっとずっと一緒にいたい!!希夢…アタシを連れてって?」

「それは…無理だ…なぁ瑠璃?お前にはもう新しい仲間がいるじゃねーか!!いいか?瑠璃は俺のぶんまで幸せになるんだ!!」

「やだよ…」

「じゃないと俺安心して成仏できねー」

笑いながら希夢は言った

「うん…」

「じゃあお前あっちに真っ直ぐ歩いていけ!!俺ずっと見ててやるからな?」

「うん…」