まだ寝ないの?
ってキミの声に
目も合わせず
あと少し
って曖昧に返す声は
気持ちを隠すために
いつもより優しく

ソファーに座って
めくる雑誌のページ
内容なんて
頭に入って来ない

テレビつけたままの
寝室で
まだ起きてる背中

抱きしめて欲しいと
強く思う時ほど
キミを避けるのは
怒っているからじゃない

一生、伝わらないよね
だって
わかって欲しいと
強く思うから