「いってらっしゃいませ」 ドアを開けてお辞儀をする 運転手さんの頬には涙の跡があった。 うん…見なかったことにしよう。 そして、もう年配の方の頭は叩かないと誓います。 「キャー響くーんっ」 「キャーッ今日もカッコいいですわっ!」 あたしの聖なる?誓いをぶち壊すような 奇声に一気に眉を歪める。 そんな声に 「おはよう」 ニッコリと微笑む須王。 一層強まる奇声。