あたしの唇についた唾液を 親指でぐいっと拭い、 ふっと不敵に笑う。 「こんなんで息上がってたらやってらんねーぞ?」 "これからはもっと激しくするから" あたしの耳元でボソッとそう言うと、 "おやすみ"と憎たらしい笑顔で言って部屋を出ていった。 …………… 『~~~~っ!!!///』 『こんのバカっアホっ変態俺様野郎ーっ!!!』 野郎ー… 野郎ー… あたしの叫びは空しく部屋に響き渡った。