「わたしの大切なもの‥」 「大切なもの?」 女の子は黙ったままだ。 「大切なものってなに? わたしにできることならするよ? だから黙ってないで話してよ」 「こっちにきて」 女の子が顔を伏せたままわたしを呼んだ。 向こうにいってはいけない、そう感じた。 でもじぶんの意志とは裏腹に歩みをとめれない。