「それなんだけどさ、最近また流行りだしたみたいで‥ ほら、うちのクラスに不登校になった帆夏って子いたじゃない?」 「あぁ、あの大人しくてあんま目立たなかった‥」 「そそ。 でもちゃんと学校きてたし、成績も結構上位だったしちゃんと友達もいたみたいだしさ‥ 突然学校に来なくなったじゃない?」 「そう言われてみれば‥ それがその『こっくりさん』となんの関係があるの?」 わたしは立ち止まってこの話を聞いていた。 話しているのは隣のクラスの子たちだった。