「なんちゃって、てへ☆」 電話の向こうから声が聞こえた。 「ぇ、優里‥?」 「ごめんごめん。 麻衣ちゃんの反応が‥」 優里は笑い出した。 「は? ちょっとやめてよ!」 わたしはもちろん笑えない。 でも‥ 「嘘で‥ 嘘でよかったよ」