「実はね、さっきパソコンで‥」 言いかけたとき、電話の向こうで 「きゃっ」 「優里? どうしたの?」 また不安がよぎる。 「いや‥ あ、ぁ‥きゃあー!」 「優里?優里? いやぁあああ!」 電話の向こうにいるはずの優里からの応答がない。 「優里、嘘でしょ?」 嘘だ、嘘だ‥ 優里が‥‥ あまりの恐さに体が震える。 目には涙がたまった。