トラックどころか葵ちゃんの姿すらもどこにもなかった。 「さっきまでここにっ! たしかなんです。 信じてください!」 必死に懇願するが取り合ってくれない。 「いたずらはやめてください。 こんなことしてるとそのうち狼少年になりますよ?」 信じて… ほんとに葵ちゃんが… 「そっか… そうだよね」 「は?」