「急がなきゃっ」 交番に向かってわたしは全力で走った。 「ごめんなさい、すぐそこで事故が! すぐ来て下さい!」 警官は目の色を変えてきてくれた。 が、戻るとさっきまであったはずのトラックがなくなっていた。 「ぁ、あれ…?」 「あの、どこですか?」