「…石井さんて確か6組じゃなかったっけ?」 ここは2組でわたしはその隣の3組だ。 わたしと葵ちゃんは顔を見合わせた。 「葵ちゃん、わたしたちの学年に6組ってあった…?」 「わたしもそう思ってたとこ。 5組だけだったはず…」 渡辺さんはよくわからなそうにしている。 「渡辺さんありがとねっ」 わたしたちは教室を出た。 行くところは決まっている。