「すいません。注文いいですか?」
 
さっきと同じ声が
僕を呼ぶ

「はい、今行きます」

常連が置いていったお金をレジに入れ
駆け足で彼女の元へ向かう

「お決まりですか?」

外はやはり暑かった

「えぇ、アイスコーヒーを。それと何か甘いものが食べたいんだけど…」

彼女は眉間に皺を寄せて迷っているようだった

そんな彼女は綺麗と言うより可愛かった